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深夜、ついカッとなってインクジェットプリンタを洗浄してみた。
機種はEPSONのPM890C。 こいつは3年前に大きな故障を経て、お下がりとして僕の元にやってきた。 インクタンクは黒一色、カラーは独立タンクではない。 厚紙印刷やCDラベル印刷をサポートしていて、発色もそこそこの優れものだ。 しかし、EPSON製品の常なのか、インク詰まりが酷い。 しばらく使っていると、印刷開始時に不要な物を印刷するか、ヘッドクリーニングをして、インクの目詰まりを解消する必要がある。 クリーニング時のインク消費もバカにならないので、なんとかならないものかと頭を抱えてしまう。 ライバルのCanonには、このような障害は少ないから、EPSONはもちっと企業努力をして欲しい。 更に、貰ってから一年ほどして、プリントにランダムな赤線が入るようになった。 これにも頭を抱えてしまったが、自分の読む文章を印刷するだけなら、まだ何とかなるので放置しておいた。 それで、しばらく使う機会が無くて、先日、ふと"PM890C 赤線"でぐぐったら、出るわ出るわ。 どうもこの機種及び姉妹機は、経年で赤線やら青線やらが印刷に混じるようになる不具合を抱えているようだ。 原因としてはサーボモーターの発するノイズを、ヘッドの制御部が拾ってしまうことで起きる誤作動らしい。 どう見ても欠陥です。本当にありがとうございました。 経年で出るようになる原因としては、モーターのブラシに埃が積もったりして劣化し、回転時に抵抗となる説や、コンデンサが劣化している説があって、すっきりしないが、とりあえず、モーターをエアーで綺麗にしたら、症状が改善したという報告があったので試してみることにした。 同時に、インクの出が悪くなり、黒インクが本当に出なくなってしまったので、駄目元でプリンタヘッドをアルコール洗浄してみた。 ![]() ![]() プリンタカバーはプラスドライバでインチネジ5本を抜けば簡単に外すことが出来る。 ただ、カバーに力を加えて変形させないと外れないので、壊れるのではないかと多少の不安がつきまとう。 インクタンクの蓋は、構造さえ誤らなければ手だけで簡単に外せる。 ケーブルの保護板を浮かせたら、+ドライバーでヘッドのネジを外し、手で左に押しつけながら、右を持ち上げてヘッド部分をむき出しにする。 この際、力づくでやると、ヘッドの制御用ケーブルが断線してしまう危険があるので注意だ。 汚れないように、プリンタ筐体を新聞紙でカバーしたら、水で薄めたアルコールを用意して、綿棒でヘッドの金属フレーム部分を掃除する。 浸透膜の部分にもアルコールを垂らして染みさせる。 多分、長年詰まったヘッド浸透膜は、大分頑固な汚れになっている筈なので、アルコールに漬けたティッシュペーパーを当てて、暫く放置すれば、染みついたインクを吸い出してくれる。 これを4回ほど繰り返して、こびりついたインクが解消されたら、ヘッドの清掃は終わりだ。 モーターにはエアーを吹き付けて、その他の場所に溜まっていた埃も飛ばした。 逆の手順で組み立て直して、何度かヘッドクリーニングしながら印刷テスト。 黒インクの詰まりは解消され、赤線も出なくなったが、印刷開始時に青線が入るようになってしまった。 ![]() ![]() とはいえ、だいぶまともに印刷できるようになったので、8割方成功と言ったところだろうか。 修理所要時間はおよそ3時間。インクがだいぶしつこく固まっていたので、途中しばらく放置した。 インクが出なくなったりしてプリンターを修理に出す人も多いが、大抵ヘッド交換で10kは取られてしまう上、帰ってくるまで1、2週間掛かるのがザラである。 保証期間が過ぎてしまっているなら、ダメ元で洗浄して見るのは大いにアリだろう。 < 前のページ次のページ >
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